席田廃寺(読み)むしろだはいじ

日本歴史地名大系 「席田廃寺」の解説

席田廃寺
むしろだはいじ

[現在地名]糸貫町石原

堂前どうのまえに鎮座する八幡神社周辺には、古代の瓦類と転位した礎石十数個が散在する。瓦は軒丸瓦・軒平瓦・平瓦などで、軒丸瓦は複弁八弁鋸歯文縁丸瓦、軒平瓦は四重弧文軒平瓦。ともに川原寺様式を範としたものである。本格的な発掘調査は行われていないが、近年同神社南北に試掘溝が掘られ、この結果社殿の北四〇メートルの地点に幅二メートル・長さ三〇メートルの築地状の跡が明らかになった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む