常不断(読み)ジョウフダン

デジタル大辞泉 「常不断」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ふだん〔ジヤウ‐〕【常不断】

そのことが絶えないこと。始終。
「課長さんのとこへも―御機嫌伺いにお出でなさるというこつたから」〈二葉亭浮雲

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「常不断」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ふだんジャウ‥【常不断】

  1. 〘 名詞 〙 常に絶えないこと。いつも。始終。
    1. [初出の実例]「じゃうふだん湯屋じゃア見かける」(出典:洒落本・多佳余宇辞(1780))
    2. 「課長さんの所へも常不断(ジャウフダン)御機嫌伺ひにお出でなさるといふ事(こっ)たから」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android