常平所(読み)じょうへいじょ

精選版 日本国語大辞典 「常平所」の意味・読み・例文・類語

じょうへい‐じょジャウヘイ‥【常平所】

  1. 〘 名詞 〙 平安時代初期、臨時に設置された米価安定のための施設
    1. [初出の実例]「東西京始置常平所、出官米而糶之」(出典日本三代実録‐貞観九年(867)四月二二日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の常平所の言及

【常平倉】より

…常平倉も同じころに廃止されたと思われる。平安時代に京中の米価を安定させるために常平所や常平司が置かれた時期もあったが,たいした効果もなく衰退していったとみられる。【舟尾 好正】 近世中期以降,米価調節や救恤(きゆうじゆつ)問題が論じられるときには,義倉,社倉とともにこの制度が紹介され,その設置が主張された。…

※「常平所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android