常広村(読み)つねひろむら

日本歴史地名大系 「常広村」の解説

常広村
つねひろむら

[現在地名]鹿島市大字常広

鹿島川の河口近く、北部寄りに位置する。この地は鹿島鍋島家発祥の地で、鹿島初代藩主鍋島忠茂が慶長一四年(一六〇九)藤津郡内に一万石の知行地を与えられ鹿島入りした。慶長絵図に「常(恒)広城」として「浅浦・大河内・山浦河内・能古見・触田」の名がみえる。

忠茂が常広の地をいただきたいと生三老(姉川鍋島家二代、勝茂のいとこ、佐賀本藩家老)へ出した手紙(慶長期)

<資料は省略されています>

とある。

天保三年(一八三二)の鹿島私領村々畝数石高帳に「藤津郡鹿島郷常広村 田畑屋敷 七拾八町壱段壱畝六歩 地米七百七拾六石七斗壱合」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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