幅る(読み)はばる

精選版 日本国語大辞典 「幅る」の意味・読み・例文・類語

はば・る【幅】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 幅がひろがる。幅をとる。
    1. [初出の実例]「おそろしいじゅずだとしづか手にはばり」(出典:雑俳・川柳評万句合‐明和三(1766)仁三)
  3. 幅をきかせる。いばる。
    1. [初出の実例]「天下こそりてもてはやす春〈宗供〉 白馬や節会の場にははるらん〈家盛〉」(出典:俳諧・寛永一四年熱田万句(1637)甲)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android