幕阜山脈(読み)ばくふさんみゃく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「幕阜山脈」の意味・わかりやすい解説

幕阜山脈
ばくふさんみゃく / ムーフーシャン

中国、揚子江(ようすこう)中流の南岸にあり、湖北省と江西省の境界をなす山脈。洞庭(どうてい)湖東岸から東北東へ連なり、南には修水(しゅうすい)を隔てて九嶺(きゅうれい)山脈が並走するが、北は岳陽から武漢、黄石に至る揚子江沿岸の低地が広がる。幕阜山(1596メートル)、九宮山(1543メートル)などがある。幕阜山は三国時代に呉(ご)が幕営を置いて蜀(しょく)軍の侵入を防いだのでこの名があり、別名は天岳山または昌江山という。山上には繋舟(けいしゅう)峰、列仙壇(れつせんだん)など道教に関連する名所が多い。

[酒井敏明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む