干し蕪(読み)ほしかぶら

精選版 日本国語大辞典 「干し蕪」の意味・読み・例文・類語

ほし‐かぶら【干蕪・乾蕪】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 陰干しにした蕪。冬至以前に掘りとったものを軒下にさげておき、立春以前に取り入れ、春に煮て食べる。《 季語・冬 》 〔俳諧・毛吹草(1638)〕
  3. ( しわがたくさん寄っているところから ) 老婆
    1. [初出の実例]「わらはるる・ほしかぶらでも尻つめりゃ」(出典:雑俳・削かけ(1713))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android