平田晋策(読み)ヒラタ シンサク

20世紀日本人名事典 「平田晋策」の解説

平田 晋策
ヒラタ シンサク

大正・昭和期の軍事問題評論家,児童文学者



生年
明治37(1904)年3月6日

没年
昭和11(1936)年1月28日

出生地
兵庫県赤穂町加里屋

学歴〔年〕
龍野中中退

経歴
赤穂に薬種商を営む家に生まれる。竜野中中退後、社会運動に参加。上京後早大聴講生となり、早大建設者同盟に参加したが大正10年暁民兵産党事件で検挙された。転向後仏教に傾倒、「愚禿親鸞」「親鸞教の精髄」などを出版。さらに昭和5年から「国防の危機」「労農赤軍」などを出版、軍事評論家となった。また少年倶楽部の依頼で「昭和遊撃隊」「新戦艦高千穂」など少年少女向き軍事冒険小説も書いた。衆院選に立候補し、運動中遭難。追悼文集に「平田晋策氏を偲ぶ」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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