年が行く(読み)トシガイク

デジタル大辞泉 「年が行く」の意味・読み・例文・類語

とし・く

年を取る。「彼は私よりも―・っている」
1年が終わろうとする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「年が行く」の意味・読み・例文・類語

とし【年】 が 行(い・ゆ)

  1. 年齢が重なって行く。成長しておとなになる。また、老年となる。
    1. [初出の実例]「名望も、一座も繁昌する時は、定めて、としゆくまで花は残るべし」(出典:風姿花伝(1400‐02頃)六)
    2. 「それは年が行かない稚気といふもので」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一〇)
  2. 一年が過ぎ去って行く。年が暮れようとする。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「秋山に霜降り覆ひ木の葉散り歳雖行(としはゆくとも)我れ忘れめや」(出典万葉集(8C後)一〇・二二四三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む