年の余り(読み)トシノアマリ

デジタル大辞泉 「年の余り」の意味・読み・例文・類語

としあま

陰暦で、閏月うるうづきのあること。
「この月の―に足らざらば鶯ははや鳴きぞしなまし」〈後撰・冬〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「年の余り」の意味・読み・例文・類語

とし【年】 の 余(あま)

  1. 一年の月の数が、一二を越えること。閏月(うるうづき)のあること。
    1. [初出の実例]「この月の年のあまりにたらざらばうぐひすははやなきぞしなまし〈よみ人しらず〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)冬・五〇四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android