陰暦(読み)いんれき

精選版 日本国語大辞典の解説

いん‐れき【陰暦】

〘名〙
太陰(月)のみちかけを主とし、太陽の運行をあわせ考えて作った暦。日本の旧暦、ユダヤ暦、中国暦などがこれにあたる。太陰太陽暦。陰陽暦。⇔陽暦。→旧暦
※今昔較(1874)〈岡三慶〉陰暦と陽暦「陰暦は月の盈昃に於ては、少も期を違はざれども、地球一ケ年一周の期には、大なる違ひを生ずる也」
② 太陰(月)を基にしてつくった暦。イスラム暦がこれにあたる。太陰暦(たいいんれき)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の陰暦の言及

【暦】より

…その1年は1ヵ月を30日とする12ヵ月と5日の付加日からなっていた。月の満ち欠けの周期にこだわらない太陽暦であるといっても,1ヵ月を30日としていることは有史以前にはエジプトでも陰暦が使われていたことをうかがわせる。1太陽年と1朔望月はどちらも日の小数がつくはんぱな数で相互に倍数関係はない。…

【太陰太陽暦】より

…余分に挿入される月を閏(うるう)月といい,19年に7回の閏月をおくとぐあいがよいのでこの19年のことを1章といった。日本では1873年(明治6)に太陽暦が採用されたが,それ以前に使用されていた暦はすべて太陰太陽暦であり,俗に陰暦とか旧暦と呼ばれている。古代のギリシア暦,バビロニア暦,ユダヤ暦,中国暦など太陰太陽暦は多用されたが,閏月が入るか入らないかで1年の日数に30日も差があったり,多くの欠点があるので現在太陰太陽暦を正式に用いている国はない。…

※「陰暦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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