年季婿(読み)ネンキムコ

デジタル大辞泉 「年季婿」の意味・読み・例文・類語

ねんき‐むこ【年季婿】

一定年限を約束して妻の家へ住み込んで働き、その務めを終えると妻を連れて自分の家に帰る婚姻形態。東北地方近年まで存続していた習俗。その年限によって三年婿・五年婿などとよばれた。帰り婿。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「年季婿」の意味・読み・例文・類語

ねんき‐むこ【年季婿・年期婿】

  1. 〘 名詞 〙 結婚前に年季を限って男が娘の家に住み込んで働き、年季明けに娘を連れ帰って嫁にする婚姻習俗。東北地方で行なわれた。三年婿。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android