幼気す(読み)イタイケス

デジタル大辞泉 「幼気す」の意味・読み・例文・類語

いたいけ・す【幼気す】

[動サ変]幼くてかわいいようすをする。
にさもと覚えてをかしく、―・したりしよし語り侍りき」〈沙石集・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「幼気す」の意味・読み・例文・類語

いたいけ‐・す【幼気】

  1. 〘 自動詞 サ行変 〙 かわいらしく見える。かわいらしいと感じる。
    1. [初出の実例]「いたひけしたる小女房、顔ばかりさしいだいて」(出典:平家物語(13C前)六)
    2. 「かしらけづらずといふ木の、小さくていたいけしたるを」(出典:弁内侍日記(1278頃)寛元五年)

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