幼気す(読み)イタイケス

デジタル大辞泉 「幼気す」の意味・読み・例文・類語

いたいけ・す【幼気す】

[動サ変]幼くてかわいいようすをする。
にさもと覚えてをかしく、―・したりしよし語り侍りき」〈沙石集・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「幼気す」の意味・読み・例文・類語

いたいけ‐・す【幼気】

  1. 〘 自動詞 サ行変 〙 かわいらしく見える。かわいらしいと感じる。
    1. [初出の実例]「いたひけしたる小女房、顔ばかりさしいだいて」(出典:平家物語(13C前)六)
    2. 「かしらけづらずといふ木の、小さくていたいけしたるを」(出典:弁内侍日記(1278頃)寛元五年)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android