広山寺(読み)こうさんじ

日本歴史地名大系 「広山寺」の解説

広山寺
こうさんじ

[現在地名]神辺町東中条

東中条ひがしちゆうじようの北部山中、標高約一二五メートルのところにあり、西側に円通えんつう寺がある。玄洞山と号し、真言宗大覚寺派。本尊地蔵菩薩。嵯峨天皇のとき渡唐した僧遍照が帰国ののち創立した寺で、のち善通寺宥鑁が中興したと伝える(旧版「広島県史」)

文明三年(一四七一)六月一六日付の西国寺不断経修行勧進并上銭帳(西国寺文書)には「広山衆」として一貫文の上之坊空成をはじめ、以下各一〇〇文の東之坊成金・岡之坊宥誉・万寿坊宥順・中坊成範・善聚寺成範・西善坊宥空・二位公宥明・智蔵坊宥海および神宮寺が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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