日本歴史地名大系 「神辺町」の解説 神辺町かんなべちよう 広島県:深安郡神辺町面積:五六・四六平方キロ県の東南部に位置し、東は岡山県井原(いばら)市に接し、他は福山市に囲まれる。東西約九キロ・南北約一一キロ。町の中心を東北から西南に貫流する高屋(たかや)川は、竹田(たけだ)川・深水(ふかみ)川・箱田(はこだ)川・六反田(ろくたんだ)川・加茂(かも)川などを集めて南流し、芦田(あしだ)川に合する。これらの諸河川の流域が神辺平野となる。東北部には標高三〇〇―四〇〇メートルの、南部には標高一〇〇―二〇〇メートルの山が連なる。国道三一三号・同一八二号、県道粟根―神辺線・同下御領―井原線が町を縦横に走り、国鉄福塩線とともに重要な交通機関となっている。当地域には縄文時代以降の考古遺跡があり、山陽道が走るなど、古くから開け、交通の要地でもあった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報