日本歴史地名大系 「広山神社」の解説 広山神社ひろやまじんじや 大分県:宇佐市旧四日市町地区庄村広山神社[現在地名]宇佐市上庄 宮(みや)ノ下(した)上庄(かみしよう)の北部、通称中庄(なかしよう)地区にある。誉田別尊ほか九神を祀り、旧郷社。「宇佐郡誌」によれば、仁和三年(八八七)宇佐宮の分霊を当地に勧請したことに始まるとされる。このとき宇佐宮の規模に倣って社殿を造営し、社僧六坊を置いたともいい、中世には広山庄の総鎮守として尊崇された。「宇佐郡地頭伝記」では永正年中(一五〇四―二一)広山加賀守正直によって別当寺の弥勒寺が建立されたといい、現字神宮寺(じんぐうじ)がその寺跡とされる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by