別当寺(読み)ベットウジ

  • べっとうじ ベッタウ‥
  • べっとうじ〔ベツタウ〕

世界大百科事典 第2版の解説

宮寺一種で,神社境内に建立され,供僧祭祀読経・加持祈禱をする一方,神社の管理経営を行った寺。本地垂迹が唱えられ,神仏習合思想が成立するにいたり,神社では仏教による祭祀が盛んに行われた。神宮寺群立はその一斑であるが,そのなかでも別当寺と称されるものは,神社の祭祀や管理などの支配権をもった寺で,一般の神宮寺とは判然と区別される。《延喜式》に〈諸寺は別当を長官とし,三綱を以て之を任用する〉と示しているように,大寺の最高の管理者が別当といわれ,別当に任された僧侶が止住し,運営指導に当たっていた寺が別当寺ということになる。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 神社に付属して置かれた寺院。明治元年(一八六八)の神仏分離で廃絶。

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