府中八幡神社(読み)ふちゆうはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「府中八幡神社」の解説

府中八幡神社
ふちゆうはちまんじんじや

[現在地名]府中市出口町 羽中

八尾やつお山の東南麓にある。祭神応神天皇ほか、旧村社。応永(一三九四―一四二八)頃、八尾山城城代宮田政輝の創祀という(芦品郡志、旧版「広島県史」)。「福山志料」は「羽中八幡宮」として八尾山城の守護神と伝え、昔は背後の山の宮の壇みやのだんという所にあったが元禄五年(一六九二)現社地に移し、本殿は寛保二年(一七四二)造営、翌三年遷宮、社領はもと一六貫あったが今はないと記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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