府会(読み)フカイ

デジタル大辞泉 「府会」の意味・読み・例文・類語

ふ‐かい〔‐クワイ〕【府会】

府議会地方自治法施行以前の称。
府議会」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「府会」の意味・読み・例文・類語

ふ‐かい‥クヮイ【府会】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 府の自治に関する事項についての議決機関。昭和二二年(一九四七)地方自治法施行以前の称。
    1. [初出の実例]「帝国議会両院の議長議員或は府会市会議長議員」(出典:風俗画報‐一九六号(1899)論説)
  3. ふぎかい(府議会)」の略。

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世界大百科事典(旧版)内の府会の言及

【三新法】より

…1878年公布された明治政府最初の統一的地方制度で,郡区町村編制法,府県会規則,地方税規則の三つからなる。徴兵・教育・地租改正などに反対する農民騒擾(そうじよう),国会開設を求める自由民権運動のめばえという物情騒然たる状況に対処するねらいで,大区・小区制の官僚支配への転換をもたらすために発布された。地方自治の必要を主張していた木戸孝允の影響をうけた大久保利通の意見書〈地方之体制等改正之儀上申〉が法案の端緒となった。…

※「府会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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