座持(読み)ざもち

精選版 日本国語大辞典 「座持」の意味・読み・例文・類語

ざ‐もち【座持】

  1. 〘 名詞 〙 その座の取り持ちをすること。一座の興が程よく盛り上がるよう気を配ること。また、その仕方や、仕方の巧みな人。
    1. [初出の実例]「座持哉世上を広うけふの月〈興也〉」(出典:俳諧・富士石(1679)三)
    2. 「座持(ザモチ)が宜(よい)故、夫(それ)で連れにしたがると思ふて居たが」(出典浄瑠璃・前太平記古跡鑑(1774)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android