延任(読み)エンニン

大辞林 第三版の解説

国司など地方官の任期が満了となったとき、さらに一、二年留任すること。特に平安中期以降、官職が一種の利権のようになり、盛んに行われた。 → 重任ちようにん

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 国司などの地方官の任期が満ちた後、特になお一、二年そのまま在任させること。平安中期以降盛んに行なわれた。
※太神宮諸雑事記(11C中か)「宮司伊度人。〈略〉但其賞可延任之由宣旨具也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の延任の言及

【成功】より

…時代が下ると成功の対象となる官職の数も増すとともに上級に伸び,国司の守(受領),諸寮司の長官にまで及んだ。また成功によって国守(任期4年)を再任することも行われこれを重任(ちようにん)といい,同じく任期を延ばすことを延任と称した。成功による任官が増すと任料が下落し,そのためさらに数を増すといった悪循環を批判されながら鎌倉時代に及んだ。…

※「延任」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

児童相談所

子供の福祉に関する相談に応じ,援助などを行なう行政機関。児相と略称される。児童福祉法に基づき,都道府県と政令指定都市に設置が義務づけられている。運営は厚生労働省の局長通知,児童相談所運営指針にそって行...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android