廿原村(読み)つづはらむら

日本歴史地名大系 「廿原村」の解説

廿原村
つづはらむら

[現在地名]多治見市廿原町

池田町屋いけだまちや村の南にあり、東は小山脈を隔てて土岐川が南流、同川支流三之倉さんのくら川が西部を南流する。西は尾張国春日井かすがい外之原とのはら(現愛知県春日井市)慶長郷帳では酒井平九郎領池田村一千石のうちで、明暦覚書に池田郷として廿原村とみえる。尾張藩領。高一二七石余・概高一四七石余、雨池三ヵ所があるが旱損所、人数六七、馬三。「濃陽志略」では家数四五・人数二一一。土産として栗を記す。「濃州徇行記」では田七町八反余・畑二町七反余。家数四一・人数一九六、馬二。明治五年(一八七二)の村明細帳によれば秣場二・山林一がある。家数六七・人数二八一、農間に男は山稼、女は木綿拵を行う。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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