弓足(読み)きゆうそく

普及版 字通 「弓足」の読み・字形・画数・意味

【弓足】きゆうそく

纏足。〔余叢考、三十一、弓足〕女の弓足、何れの時にるかを知らず。~中の女子、足小なるを以て貴しと爲すも、外の、皆赤脚種田し、ほ纏裹(てんくわ)せず。蓋(けだ)し各其の風土に隨ふ。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の弓足の言及

【纏足】より

…3~4歳から足の親指を除く4指を足底に折り曲げて布できつくしばったうえ,小さい靴をはかせて発育をさまたげ,さらに7~8歳で足裏を強く屈曲して脱臼させてしばり,小さいままにする。甲が弓形に盛り上がるので〈弓足〉ともいい,専用の布靴〈弓鞋(きゆうあい)〉をはいた(図)。〈三寸金蓮〉の異名があるように,踵(かかと)から爪先まで約10cmが理想とされた。…

※「弓足」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」