ひき‐さが・す【引捜】
        
              
                        - 〘 他動詞 サ行四段活用 〙
 - ① ( 「ひき」は接頭語 ) さぐる。さがす。
- [初出の実例]「手づからひきさがし出でて見さわぐこそいと憎けれ」(出典:枕草子(10C終)一五二)
 
 - ② ( 「さがす」は、…し散らす意の接尾語 )
- (イ) そこらじゅう、引っぱりまわす。
- [初出の実例]「うしほにおぼれし御しがいをぞう人原に引さがされ」(出典:浄瑠璃・最明寺殿百人上臈(1699)含み状)
 
 - (ロ) 切りちらす。切りきざむ。
- [初出の実例]「まだいわげなきみどり子を武士の手にかけてひきさがさせんむざんさよ」(出典:幸若・三木(室町末‐近世初))
 
 
 
                                                          
     
    
        
    出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
	
    
  
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