引き掛け(読み)ひきかけ

精選版 日本国語大辞典 「引き掛け」の意味・読み・例文・類語

ひき‐かけ【引掛・引懸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 物をつりさげること。ひっかけ。
  3. ② 関係づけること。引き合いに出すこと。また、あることにならってそれに従うこと。
    1. [初出の実例]「今時地下の連哥に、近浦、近島、暮霞など様の自由の事仕り候、是は、遠浦、遠島、夕霞などとも申す上は、それを引かけにて、抑へて申すげに候」(出典:不審条々(1403))
  4. ③ 先例。前例。
    1. [初出の実例]「物に心得やさしけれは、男もはつかしくおもひ、いとをしみふかし。昔今ひきかけおほし」(出典:極楽寺殿御消息(13C中)第四九条)
  5. ④ かかわりあいを強調すること。なんらかの関係によって特に愛好すること。ひきたて。
    1. [初出の実例]「誰人のひいき、誰人の引懸(ひきかけ)にあづかると」(出典:随筆・梅園叢書(1750)上)

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