極楽寺殿御消息(読み)ごくらくじどのごしょうそく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「極楽寺殿御消息」の意味・わかりやすい解説

極楽寺殿御消息
ごくらくじどのごしょうそく

六波羅殿御家訓』とともに,鎌倉時代の武将北条重時 (1198~1261) の家訓康元1 (56) ~弘長1 (61) 年頃成立。かな文で 98条より成り,武家としての心構えを説く。室町時代には,北条時頼が子の時宗に与えた『最明寺殿教訓書』に仮託されて広く流布し,武家家訓書の原型となった。

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改訂新版 世界大百科事典 「極楽寺殿御消息」の意味・わかりやすい解説

極楽寺殿御消息 (ごくらくじどのごしょうそく)

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世界大百科事典(旧版)内の極楽寺殿御消息の言及

【北条重時】より

…鎌倉前期の武将。北条義時の三男。母は比企朝宗の女。駿河守,相模守,陸奥守を歴任し従四位上に至る。1219年(承久1)九条頼経の鎌倉下向後,頼経の警固を担当する初代小侍所別当に就任。30年(寛喜2)より,兄である執権泰時の忠実な六波羅探題北方として18年間この要職にあった。とくに四条天皇没後の皇位争いでは,同腹の妹の夫土御門定通とともに邦仁王(後嵯峨天皇)を推戴するに功績があった。47年(宝治1)鎌倉へ下向し,女婿である執権時頼のもとで連署となり,宝治合戦後の幕政運営を補佐した。…

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