先例(読み)センレイ

デジタル大辞泉の解説

せん‐れい【先例】

以前にあった同類の例。また、これまでのしきたり。前例。「先例に従う」
これからの基準になる初めての例。前例。「先例となる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

せんれい【先例】

一般に前近代社会では,人々のあらゆる行為の規範として先が重視され,それを逸脱した行為に対して法的・社会的制裁が存在した。とくに法や制度と社会の現実との乖離(かいり)が増大した中世では,先例のもつ意味は大きく,史料には〈先例に任せて〉の文字が充満し,多くの故実書がつくられた。たしかに一つの事実が先例として主張されればそれを無視することはできない。しかし忘れてならないのは,ある行為の規範となるべき先例は,多くの場合個人的な探索によって発見されるもので,別の探索ではこれと矛盾する先例が発見される可能性が大きい。

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大辞林 第三版の解説

せんれい【先例】

以前にあった同じような事柄。昔からのしきたり。前例。 「 -にならう」 「 -がない」

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