引き膚(読み)ひきはだ

精選版 日本国語大辞典 「引き膚」の意味・読み・例文・類語

ひき‐はだ【蟇肌・引膚】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ひきはだがわ(蟇肌革)」の略。
    1. [初出の実例]「皺皮 ヒキハダ」(出典:文明本節用集(室町中))
  3. 調度武具などの、蟇肌革を使って作ったもの。
    1. [初出の実例]「沖みればとろめんくもる夕月夜 雨ひきはたの露をうるほす」(出典:俳諧・桃青門弟独吟廿歌仙(1680)巖泉独吟)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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