引越本郷島村(読み)ひつこしほんごうじまむら

日本歴史地名大系 「引越本郷島村」の解説

引越本郷島村
ひつこしほんごうじまむら

[現在地名]立山町本郷島など

常願寺川右岸の高原野たかはらのの内。野口新のぐちしん村・西芦原新にしあしはらしん村の近くに位置した。本郷は本江とも表記。元村の本江島ほんごうじま(現富山市)は常願寺川左岸の島組に属したが、安政五年(一八五八)と翌六年の二度洪水で被災し、一二戸のうち七戸が万延元年(一八六〇)に移住した。引越した七戸の多くは小作人であったため、引越時に受領した八〇石も元村に残った親作のもので、単に小作権のみであったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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