引酒(読み)ひきざけ

精選版 日本国語大辞典 「引酒」の意味・読み・例文・類語

ひき‐ざけ【引酒】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 肉類を焼く時、味を添えるため酒を塗ること。また、その酒。
  3. 酒のただ飲みをすること。また、その酒。
    1. [初出の実例]「『何さ、おつゐでで宜しうござりまする』『引酒をしちゃあ、武士が立ない』」(出典:歌舞伎・東海道四谷怪談(岩波文庫所収・白藤本)(1825)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android