弟地(読み)おとじ

日本歴史地名大系 「弟地」の解説

弟地
おとじ

[現在地名]別子山村弟地

村のほぼ中央にある集落。銅山(どうざん)川沿いにあり、村西部の旧別子(きゆうべつし)の東はずれ日浦(ひうら)から五キロほど下流、保土野(ほどの)からは四キロ余上流に位置する。乙地とも表記される。

元禄八年亥八月覚留帳(住友修史室蔵)には乙(弟)地に中宿があって係を置き、乙地中持一八〇人を雇用していたとあり、天満(てんま)道の要地であった。また正徳三年(一七一三)の予州宇摩郡別子御銅山覚書には「弟地・大野両所炭請取小家二ケ所、并炭蔵七ケ所」とあり、宝暦一一年(一七六一)の「別子御銅山仕覚明細書」(住友修史室蔵)には「御銅山より二里計下り、別子村之内弟地と申所ニ中宿を建、二継ニ仕炭材木取越申候」とあって、銅山用炭木材が遠方より運ばれる時代には炭宿など中継宿となっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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