弥助(読み)ヤスケ

デジタル大辞泉 「弥助」の意味・読み・例文・類語

やすけ【弥助】

《「義経千本桜」に登場する鮨屋すしやの名から》異称
朝飯がすすまずば後刻のちかたに―でもあつらえようか」〈一葉たけくらべ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の弥助の言及

【鮨屋】より

…1747年(延享4)の《義経千本桜》初演以後,吉野下市の釣瓶(つるべ)ずし屋の名が急速に広まった。釣瓶ずしの名は室町後期から散見されるが,この家は江戸初期にすし専業になり,代々当主が弥助を称したので,〈弥助鮓〉ともいった。俗にすしを〈弥助〉と呼ぶのはこのためである。…

※「弥助」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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