強度率(読み)きょうどりつ(その他表記)severity rate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「強度率」の意味・わかりやすい解説

強度率
きょうどりつ
severity rate

労働災害による労働日数損失によって災害の重軽度を表わすもので,1000労働時間あたりの労働損失日数で表示され,数値が大きいほど災害の程度が大きいことを示している。
強度率= (損失日数÷稼働延べ時間) × 1000
損失日数とは,災害によって就業できなくなった日数をいい,死亡は 7500日とし,永久全労働不能者または永久一部労働不能者に対しては,身体障害等級に従って損失日数を算出し,休業3日以上の一時全労働不能者に対しては,その休業日数をもって損失日数とする。 1990年の全産業平均 0.18,林業 0.73,鉱業 0.50,建設業総合工事業 1.71。建設業職別では,設備工事業 0.16,製造業 0.14,電気・ガス・熱供給・水道業 0.02,運輸・通信業 0.39,サービス業 0.28。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android