損失(読み)そんしつ

精選版 日本国語大辞典「損失」の解説

そん‐しつ【損失】

〘名〙
① そこないうしなうこと。
※実隆公記‐永正八年(1511)八月二〇日「昨夜風、日花門廊顛倒、小御所上等吹損、築垣掩所々損失〈云々〉」 〔揚雄‐予州牧箴〕
② 特に、利益や財産をうしなうこと。損亡。また、そのうしなったもの。
※続日本紀‐養老五年(721)三月乙卯「非唯損失家財
※評判記・色道大鏡(1678)一〇「おもひつめたらば、挙屋等の損失(ソンシツ)もあるまじきものにあらず」 〔後漢書‐和帝紀〕

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デジタル大辞泉「損失」の解説

そん‐しつ【損失】

そこない失うこと。特に、財産や利益などを失うこと。「多大の損失をこうむる」⇔利益
電力動力などのエネルギーが有効に利用されず、不要な熱などの形で失われること。
[類語]損害実害赤字被害不利益損亡そんもう欠損実損差損出血持ち出し採算割れ損する割を食う本が切れる穴をあける割が悪い間尺に合わない食い込む足が出るロス大穴丸損マイナス

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世界大百科事典 第2版「損失」の解説

そんしつ【損失 loss】

電気工学用語。電気機器においては,有効に利用されずに失われる電力および動力を損失といい,損失がわかれば効率efficiencyは次式で算出される。損失には銅損,鉄損,漂遊負荷損があり,回転機ではさらに機械損がある。銅損(抵抗損ともいう)はI2R(I電流R抵抗)の形で銅線中でジュール熱として発生する損失,鉄損は鉄心中の磁束が時間的に変化するときに磁気ヒステリシスおよび渦電流に基づいて発生する損失,機械損は静止部分と回転部分との間の摩擦(軸受部とブラシの部分で起こる)および回転部分の扇風作用による損失であり,漂遊負荷損は以上の各損失に含まれない損失である。

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