弾動振り子(読み)だんどうふりこ(英語表記)ballistic pendulum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「弾動振り子」の意味・わかりやすい解説

弾動振り子
だんどうふりこ
ballistic pendulum

弾丸速度や運動量の測定に用いられる振り子。 1740年頃 J.ロビンスにより考案された。砂を詰めた鉄箱や厚い木板などをおもりとして吊下げ,おもりの側面直角に撃込んだ弾丸がおもりの中に止ったときの振り子のふれ角を測定して弾丸の運動量や速度をはかる。ボクシング練習用のサンドバッグは弾動振り子の1種で,ふれからパンチ力が推定できる。この意味を拡張して,瞬間的な衝撃力の強さを測定する装置を一般に弾動器械という。打撃力やパンチ力の測定器はその1種である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android