形態複屈折(読み)ケイタイフククッセツ

化学辞典 第2版 「形態複屈折」の解説

形態複屈折
ケイタイフククッセツ
form birefringence

物質全体が等方的であっても,物質内に異なる屈折率をもつ相が2種類以上存在するとき,相の形態により発生する複屈折を形態複屈折という.たとえば,高分子を延伸した試料の内部構造が棒状(繊維状)である場合や,ブロック共重合体における相分離構造の違いにより発生する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android