形見の雲(読み)カタミノクモ

デジタル大辞泉 「形見の雲」の意味・読み・例文・類語

かたみ‐の‐くも【形見の雲】

空にかかっている火葬の煙。
「なき人の―やしをるらむ夕べの雨に色は見えねど」〈新古今哀傷

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精選版 日本国語大辞典 「形見の雲」の意味・読み・例文・類語

かたみ【形見】 の 雲(くも)

  1. 火葬の煙が空にたなびくのを雲に見たてていう。
    1. [初出の実例]「なき人のかたみの雲やしをるらん夕べの雨に色はみえねど〈後鳥羽院〉」(出典:新古今和歌集(1205)哀傷・八〇三)

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