待ち出づ(読み)マチイズ

デジタル大辞泉 「待ち出づ」の意味・読み・例文・類語

まち‐い・ず〔‐いづ〕【待ち出づ】

[動ダ下二]出て来るのを待つ。待ち受けて会う。
「今来むと言ひしばかりに長月のありあけの月を―・でつるかな」〈古今・恋四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 形見 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「待ち出づ」の意味・読み・例文・類語

まち‐い・ず‥いづ【待出】

  1. 〘 他動詞 ダ下二段活用 〙 待ちうけていて会う。出てくるのを待つ。まちず。
    1. [初出の実例]「君来ずは形見にせむと我が二人植ゑし松の木君を待出(まちいで)む」(出典万葉集(8C後)一一・二四八四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む