後ろ傷(読み)ウシロキズ

精選版 日本国語大辞典 「後ろ傷」の意味・読み・例文・類語

うしろ‐きず【後傷・後疵】

  1. 〘 名詞 〙 身の後部に受けた傷。特に、逃げるときに後ろから切られた逃げ傷。これを恥とした武士の倫理感を受け継いで、一般に卑怯(ひきょう)な、不名誉なものとされた。⇔向こう傷
    1. [初出の実例]「手おひぶりはあっぱれ見事、見ごとなれ共うしろきづ、にげきづなりとぞ」(出典:浄瑠璃・曾我扇八景(1711頃)十番斬)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む