精選版 日本国語大辞典 「後先無しに」の意味・読み・例文・類語 あとさき【後先】 無(な)しに 前後のことを考慮しないで。でたらめに。[初出の実例]「又義に稽は考也。かんがゆるぞ。みだるならば、えかんがえぬそ。あとさきなう云て、えかんがへぬそ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)五)「なんでも旦那衆の銭は我らがものと、札(ふだ)きる手もとはしかう、跡(アト)さきなしに、壱貫の銭ほんとにはる」(出典:浮世草子・御前義経記(1700)八) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例