徒事はさておき(読み)あだしごとはさておき

精選版 日本国語大辞典 「徒事はさておき」の意味・読み・例文・類語

あだしごと【徒事】 は さておき

  1. ( 「閑話休題」と書く。「さておき」は「さておく」「さておきつ」などともいう ) 話題を転換する時に用いる言葉。近世中期に中国白話小説を模倣した読本類に多く用いられ、以後流行した。あだしものがたりはさておき。それはさておき。かんわきゅうだい。
    1. [初出の実例]「可憐お安が薄命、此末憂き目に会ふや否や〈略〉閑話休題(アダシゴトハサテオキツ)、お道は、計らず援兵(たすけ)を得て、難なく敵を追ひ却けつ」(出典人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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