徒有(読み)ただあり

精選版 日本国語大辞典 「徒有」の意味・読み・例文・類語

ただ‐あり【徒有】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 格別にとりつくろったり飾ったりすることのないさま。特別な点のないさま。ふつうであるさま。平凡なさま。また、何事もないさま。
    1. [初出の実例]「をかしきすぢなど立てたることはなう、ただありなるやうなるを」(出典:枕草子(10C終)四九)
    2. 「またいはうつなみなど、むげにただありに詞づかひも、ふるめかし」(出典:無名草子(1198‐1202頃)春宮の宣旨・あさくれ・川霧・岩うつ浪)

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