徒煙(読み)あだしけむり

精選版 日本国語大辞典 「徒煙」の意味・読み・例文・類語

あだし‐けむり【徒煙】

  1. 〘 名詞 〙 はかない煙。火葬場の煙などをいう。あだけぶり。
    1. [初出の実例]「我涙にぞ染つべし それをしるべと立寄れば あだしけふりの梅田(むめだ)火屋(ほや)」(出典浄瑠璃・賀古教信七墓廻(1714頃)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android