従輪(読み)ジュウリン

デジタル大辞泉 「従輪」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐りん【従輪】

機関車動輪の後ろに並んでいるやや小形の車輪

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精選版 日本国語大辞典 「従輪」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐りん【従輪】

  1. 〘 名詞 〙 機関車の動輪のうしろにあって、台枠を正常な位置に保つと共に、動輪に荷重がかかり過ぎることを防ぐ車輪。〔工学字彙(1886)〕

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世界大百科事典(旧版)内の従輪の言及

【蒸気機関車】より

… 機関車の各動輪は連結棒で互いに結ばれており,曲線通過のためある程度の融通性をもっているが,曲線通過をさらに容易にし,直線区間では蛇行動を制限するような先輪または先台車と呼ばれる,動輪より直径の小さい車輪を動輪の前に有するものが多い。また,線路や橋梁(きようりよう)の強度上各車輪上の重量が制限されているため,重量の大きい機関車では,動輪のほかに従輪あるいは従台車と呼ばれる小径の車輪を動輪の後ろに配する場合もある。機関車の車輪配置による分類,呼び方は国によって異なり,アメリカのように車輪配置に対しそれぞれ特殊な名称を付けたり,車輪の数に応じて6輪式とか8輪式と呼ぶ例や,イギリスのように先輪,従輪のないものは連結動輪の数に応じて4輪連結とか6輪連結と呼ぶなどさまざまである。…

※「従輪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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