御寝有る(読み)ぎょしんある

精選版 日本国語大辞典 「御寝有る」の意味・読み・例文・類語

ぎょしん【御寝】=有(あ)る[=なる]

  1. 寝るの意の尊敬語。おやすみなされる。ぎょしなる。げしなる。
    1. [初出の実例]「内裏に返りてぎょしんなりし」(出典:日蓮遺文‐報恩抄(1276))
    2. 「ちとぎょしんならして、わらはもくつろぎまらせう」(出典:虎明本狂言・盗人の子(室町末‐近世初))

御寝有るの補助注記

挙例の「日蓮遺文‐報恩抄」などの「ぎょしんなる」については、「御寝成る」とも「御寝有る」の連声(れんじょう)とも考えられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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