精選版 日本国語大辞典「盗人」の解説
ぬす‐びと【盗人】
〘名〙
② 人をののしっていう語。ぬすっと。ぬすと。
※竹取(9C末‐10C初)「かぐや姫てふ大ぬす人の奴が、人を殺さんとするなりけり」
とう‐じん タウ‥【盗人】
〘名〙 ぬすびと。盗賊。
※法隆寺文書‐永承元年(1046)一〇月二八日・僧長仁公験紛失状案「請被殊任道理加証判、盗人盗取私所領作手畠」 〔墨子‐尚賢上〕
ぬすっ‐と【盗人】
〘名〙 「ぬすびと(盗人)」の変化した語。
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四「此盗人(ヌスット)めといひながら」
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