御差し(読み)オサシ

デジタル大辞泉 「御差し」の意味・読み・例文・類語

お‐さし【御差し】

江戸時代大名などの子に乳を差し上げるだけの乳母。差し乳母。
「―、抱き乳母御乳おちの人」〈浄・丹波与作
《「御差し合い」または「御差し支え」の略》都合の悪いこと。
「―がござりまして出られません」〈洒・南門鼠帰〉
刺身」の美化語
比目魚ひらめの―が書抜き(=スグレタモノ)さ」〈伎・小袖曽我

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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