御当家令条(読み)ごとうけれいじょう

改訂新版 世界大百科事典 「御当家令条」の意味・わかりやすい解説

御当家令条 (ごとうけれいじょう)

近世中期の法令集。《令条記》《令条》などの書名でも伝わり,37巻から成る。1597年(慶長2)9月から1696年(元禄9)10月まで100年間の,主として江戸幕府の法令約600通を収め,ほかに慶長以前の数通を含む。1711年(正徳1)藤原親長の序文があり,彼が編纂者と目されるが,どのような人物であったかは未詳成立は1711年とも考えられるが,1696年から1700年の間である可能性が強い。《近世法制史料叢書》所収
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android