日本歴史地名大系 「御所務米銀御算用状」の解説 御所務米銀御算用状ごしよむべいぎんおさんようじよう 二三八冊 岩国藩編 岩国徴古館蔵解説 領内各村の村役人が、毎年一二月一三日付で各村その年の納税額を米銀に分けて計算したものを、地方代官が各自組ごとに一冊に集め、これを藩庁御蔵元に提出した納税計算報告書。岩国領は河内・藤谷・由宇・玖珂・柳井の五組に分れていたので、毎年五冊の御所務米銀御算用状ができた。水害のため古いものは残存せず、安永以降のものが藤谷組四八冊、河内組四〇冊、由宇組四九冊、玖珂組五二冊、柳井組四八冊が残る。内容は各村ごとに、村高・控除高・課税対象高・田高・減免高・税米額・畠高・減免高・税銀額・合米銀額を記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報