御行始(読み)ごこうはじめ

精選版 日本国語大辞典 「御行始」の意味・読み・例文・類語

ごこう‐はじめ ゴカウ‥【御行始】

〘名〙
皇子皇女が誕生後、または新しい御所へ移転後、はじめて他所へ行くこと。
将軍が、職についてはじめて、または、その年はじめて他行すること。〔吾妻鏡‐治承四年(1180)一二月二〇日〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の御行始の言及

【御成始】より

…皇族,摂家,将軍などの出行,来着を御成といい,将軍年初の出行を御成始と称した。御行始ともいう。ことに鎌倉・室町時代には,幕府の重要な正月儀礼の一つであった。…

※「御行始」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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